夏来る。前夜祭。

こないだ、久しぶりに訪れた川原は黄金色だった。
春。菜の花に囲まれていた川原への小径は、夏草に囲まれて、なくなっていた。
草を掻き分けながら進む。進む。
冒険だ。
ジャングルを進む探検家のようだ。
お供のミミも必死。
前が見えない。
夏草のむせ返る生命力にドキドキする。
わあ〜〜っ!!!
たどり着いた川原は、上流から下流まで一面のお花畑。どこまでもどこまでもオレンジ色のお花畑。
わあ。こんなの初めてだ。別世界に来ちゃった。
お花畑を夕陽に向かって更に進む。進む。
いけどもいけども、お花畑。
周りに、人影はなし。
ごろんと寝転んだ。
空と夕陽とお花しか見えない。
しばらくぽかんとする。つばめ達が低空飛行で顔の先を飛んで行く。
嬉しそう。
歓びにはち切れそうだ。
何もかもが夏を迎える歓びに溢れていた。
私も嬉しい。
夏が来るのがとっても嬉しい!
瑠美


最近のコメント